「Photon」とは本家WordPress.com が無料で提供しているCDNのことです。
CDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)とは、画像・音楽・動画など、データの大きいファイルをネットワーク上のサーバーに分散保存して、オリジナルWebサーバーに代わって配信する仕組みのことをいいます。
先日の記事で「タッチデバイスにおけるマウスオーバーの制御」の行き詰まりは、結果としてこのPhotonが原因で動作しなかったことでした。
記述したコード自体間違っていないはずなのに、どうしても動作しなかったり、ある環境で動作するのに違う環境では動作しなかったりしました。
また、動作していた環境で突然動作不安定にもなり、もう全くわけが分からない状態が続きました。
何日かして、記述したコードと吐き出されるコードに違いを発見し、それがPhotonが付与していることをつきとめたのでした。
そして、見事Photonの機能をオフにして動作したのでした。
WordPressは便利なプラグインがある反面、プラグイン同士のコンフリクトやバージョンによっては動作しないこともしばしばあります。
がしかし、今回はWordPressがリリースしている超有名なプラグインだし、いわゆるWP Fastest Cacheに代表されるキャッシュ系プラグインとは違うと安易に認識していたこともい解決が遅れた原因でした。
WordPressをやりはじめたころ、CDNのCloudFlareでドツボにハマったことをすっかり忘れていました。。。(猛省)
<CDNは表示速度を改善してくれる便利なものですが、デメリットも多くあることを頭に入れておくことが重要です。
<例として以下のデメリットがあります。
①キャッシュが削除できない
②他の画像処理系のプラグインと相性が悪い
③データベース経由でリンクされている画像のみ有効である
④画質が劣化する
特に写真系のサイトなどは使用を控えるほうがいいでしょう。
また、キャッシュが削除できないことは、つまり永遠にCDNにデータが残ることになりますので個人情報などの扱いは注意が必要です。
今回の学び「便利なものには裏がある」
とはいえ、便利なものは使ってみたくなるのが心情ですし、これに懲りずに色々と改善できることは続けて行きたいと思います。
<これからも、失敗事例が出たときは記事にしたいと思います。
ホームページ制作、ウェブデザインのご用命は弊社まで
お問合わせはこちらから