みなさんの革靴の裏底にこの文字が刻印されていますか?
これは、イタリア語で本革という意味で”ヴェロ・クオイオ”と発音します。つまりこの靴は本革で作られています。という証になります。もちろん、イタリア製以外の靴にもこの刻印がされているものを見ますが、それは、この革はイタリア製ですよということになります。自分は靴が大好きで特にイタリア製の靴は特別です。Artioli(アルティオリ)をはじめSantoni(サントーニ)など、細身のデザインで美しく鞣され何ともいえない光沢に染められた靴にとても魅力を感じます。
特に細身のデザインが多いヨーロッパ製の靴は、マッケイ製法(縫い)で作られています。アメリカ製の靴に多い製法はグッドイヤーウェルト式製法と言われるもので、代表的なブランドのJHONSTON&MUROHY(ブランドジョンストン&マーフィー)もその製法です。写真を見れば違いがはっきり分かると思いますので、自分の靴がどの製法で作られているの調べてみてはいかがでしょうか?もちろん、着るファッションによってマッケイ製法orグッドイヤーウェルト製法の靴を選ぶのがベターでしょう。
特にスーツなどに合わせる場合はアメリカントラッドに代表されるBrooksBrothers(ブルックスブラザーズ)のスーツならグッドイヤーウェルト製法の靴のほうがしっくりくるのは当然です。
すべての靴をイタリア製のVERO CUOIOでというわけにはなかなかいかないですが何足かはキメ靴として持っていたいですね。
どんなブランドの靴であってもそれなりの値段のものは必ず修理ができます。気に入った靴を長く履くにはメンテナンスを欠かさず、定期的にオーバーホールしてあげると10年はおろか20年はもちます。
最後にイタリア製以外で大好きなブランドはBerluti(ベルルッティー)ですね。独特の染めと艶が有名ですね。ちなみにフランス製になりますが(笑)