これまでも色々と記事で書いてきましたが、改めてhttps化(SSL)とHTTP/2について書いてみたいと思います。

そもそもhttpsとはhttpと何が違うのでしょうか?

最後についている「s」がキーワードです。

このsはSSL(Secure Sockets Layer)の頭文字のsで、インターネットの通信を暗号化して送受信する仕組みのことをいいます。

今までは一般的に、個人情報を入力するフォームや、ネットショッピングの買い物をする際のカートのページにのみ採用はされていきました。

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それがここへきてなぜ、常時SSL化の波が押し寄せてきてるのでしょうか?

昨今のフィッシング詐欺などは色んな抜け穴を見つけてついてきます。そうしたことからもどんなページでも常時SSL化することが以前から望まれていたわけです。つまり、サイトの安全性確保と訪問ユーザーの情報漏洩を防ぐためです。

そんな波に合わせるかのようにGoogleの検索アルゴリズムもhttpsサイトを優先することが正式に発表されたり、iOSアプリからはすべてhttpsでないとアクセスできなくなります。

早々にhttps化をした、Facebook、Twitter、InstagramをはじめとするSNSだけでなく、公共性の高いマスメディアを除いてマスメディア界もhttps化を迫られるでしょう。
※公共性の高いマスメディアがhttps化が完全に出来ないのは、SHA-2に対応していない古い携帯でインターネットに接続して情報を得ている方を排除しないためです。

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また、先日に発表がありましたが、Yahoo! Japanもとうとう2017年3月までにhttps化をします。これは国内でもhttps化の波をさらに加速させることは間違いないです。さらにHTTP1.1からおそよ16年ぶりの改訂となるHTTP/2が登場しました。

これは、HTTP/1.1ではページリクエストとレスポンスの組を1つずつしか同時に送受信できない制限があり、プロトコルレベルでボトルネックになっていました。HTTP/2では1つの接続上にストリームと呼ばれる仮想的な双方向シーケンスを作ること(ストリームの多重化)で問題を克服しています。

まだまだ、国内のレンタルサーバー業界でも標準でHTTP/2を提供しているところはほとんどなく、弊社が取り扱っているMixhostくらいではないでしょうか。

一般的にはhttpsすることで通信速度は落ちると言われていますがHTTP/2と合わせて用いることで十分な速度改善が見込めます。
また、SSL通信つまりhttps化するにはSSL証明書というのが必要になってきます。

これまでは年額で数万円というものを投資しないと独自ドメインでのhttps化はできませんでしたが、急速にレンタルサーバー界も変化を遂げてきています。SSL証明書を格安で提供したり無料で提供するところも出てきています。もちろん、Mixhostも無料で提供してくれます。

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また、https化する方法も随分と手軽にできるようになって敷居はどんどん下がっているこの機会に、あなたのサイトもhttps化の波に乗り遅れる前に検討されてはいかがでしょうか。

ご相談お問い合わせは弊社でも承っていますのでお気軽にどうぞ。

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