久しぶりの投稿になってしまいました。。。
今日は、サーバを”QUIC”対応環境へ移行したことについて書いてみたいと思います。現在、弊社が運用しているサイトのサーバ及びお取次しているのがmixhostという会社のクラウド型レンタルサーバと呼ばれるものです。
詳しくはこちらをどうぞ
これまでは、HTTP/2には日本でも早い段階で対応したmixhostサーバですが、2017年12月5日からプラン変更に伴いQUICにも対応しました。
まず、QUICについて簡単に説明しておきます。
QUICはクイックと発音し、Quick UDP Internet Connectionsの頭文字からきてます。Googleが2013年にTCPプロトコルに変わるものを目指し開発されてきたものになります。プロトコルとしては、User Datagram Protocol (UDP)になり、UDPの欠点を補うべく開発されたのがこのQUICです。もっと簡単にいうとパケットの往復を減らし速度改善をするものです。
技術的な内容については割愛しますが。。。(笑)
mixhostが技術進化にいち早く対応し、ユーザービリティーを高める環境を提供してくれるのは有り難い限りです。
実際に速度改善はどうだったのか?
これは、体感できるくらいに向上したと思っています。サーバの負荷が高い時にはより効果を発揮してくれるものと思います。
なお、ブラウザ側での設定が必要になりますのでご注意ください。また対応ブラウザは現在、Chrome、Operaです。
■Chrome
「chrome://flags/#enable-quic」の設定で有効にする。
「chrome://net-internals/#quic」でQUICのアクティブなセッションを見ることができます。
さらにこのブラウザ拡張機能でQUIC対応サイトかどうか表示することができる。プラグインはこちらから
■Opera
「opera://flags/#enable-quic」の設定で有効にする。
「opera://net-internals/#quic」でQUICのアクティブなセッションを見ることができます。
これからも、インターネット上のパケットは確実に増えることは間違いありません。(前述のゼタバイト時代の。。。で書いています)
今回のQUICををはじめと間もなく登場が期待される5G通信、光回線の速度向上の技術革新は、ユーザーにとって非常にありがたいことです。